花を長持ちさせる「毎日のコツ」
お花を長く楽しむために、まずは基本的な毎日のお手入れ方法からご紹介します。
■ 水を替える
水を替えないとバクテリアが繁殖します。人間できれいな水を飲みたいように、花にもきれいな水を吸わせましょう。花びんのぬめりも洗い流して。
■ 切り口を新しくする
茎もぬめるので、水替えのときに茎のぬるぬるも洗い流し、1〜2cmほど切ってから花びんにさしましょう。水の吸い上げが良くなります。
センス良く生けるコツ
1本だけ飾るのは、実はカンタン
花は暮らしに自然の息吹を運んでくれるもの。「1本でも飾ってみると、空間も気持ちも変わりますよ」と岡本さん。あえて枝が曲がっている花を選んだり、単色でない花に注目したり、視点を変えるだけで1本でもサマになる花に出合えるようになります。
1本だけでも素敵なのは、こんなお花です。
一色じゃない子
よく見ると花の色がグラデーションになっている。そんな複色の花は、1本でも表情豊かです。

セリンセ
花が複数付いている子
枝分かれしているスプレー咲きの花は、1本でもボリュームがあります。葉っぱの様子も楽しんで。

パンジー
曲がっている子
茎や枝がピーンと真っすぐより、曲がっている方が飾っているときに動きが出て、趣があります。

アリアム スネークボール
種類別に花びんを分けると、かわいさ倍増

花束をもらったとき、大きな花びんに飾るのはもちろん素敵。でも、ちょうどいい花びんがない場合は、コップなどに種類別に分けると簡単にかわいくまとまります。あちこちに置いてもいいし、トレーにいくつか並べるだけで、目を引くコーナーに!
花束をぜーんぶ出して種類別に並べ替えてみよう
種類別に分けると何の花があるのか一目瞭然になり、飾り方のイメージがつきます。花束の一部が先に枯れてしまった……なんてときにも、まだ元気な花を種類別に並べてから、小分けにして飾り直すのがおすすめです。
グリーンのスワッグならテクいらず

スワッグとは、花や葉を束ねた「壁飾り」のこと。リースよりも簡単に作れて、飾ったままドライフラワーにもできるから長く楽しめます。ポイントは花材選び。ドライフラワーになりやすい緑のものから、葉の形が違うタイプを数種類組み合わせてみましょう。
What to use ─準備するもの─
- 真ん中に結び目を作った麻ひも
1mくらいの麻ひもを半分に折り、真ん中に3〜5cmのループができるように、固く結びます。この麻ひもと輪ゴム2本を使って束ねます。
※ループは壁にかけるため - グリーンベースの花や枝5〜7種
ドライフラワーになりやすい緑を選びましょう。今回はエリンジウムの花も混ぜ、5種類を計7本使用。葉の形がそれぞれ違うのがポイント。
■ スワッグの作り方

- 長い物は枝の長さが揃うように切る:枝が分かれているものは、それぞれ長さが揃うように切り分けます。参考までに今回のスワッグは、いちばん長く使ったグレビレアが約40cm、短く使ったエリンジウムがその半分強でした。

- 利き手と反対の手で持ちながら利き手で花を重ねる:台の上に置いて束ねていきます。まずは長くてしっかりしたグレビレアの下1/3くらいの位置を持ち、次に長い姿で見せたいパラナムスを、やや短く。重ねる花材は目立つので、アクセントにエリンジウムの花をチョイス。

ひし形を意識して
- 中央に高さを出しながら、ひし形になるように重ねていく:途中、下の花材が隠れすぎないように細い葉のユーカリ ニッコリーをフワッとベールのように重ねて。

- 輪ゴムで留めたあと、麻ひもで隠すように結わえる:ドライフラワーになると茎が細くなるので、手で持っていたあたりを輪ゴム2本でしっかり巻いて留めましょう。その後、裏返してループが写真の向きになるように麻ひもを巻きます。
編集部ボイス(まとめ)
忙しい毎日の中でも、お部屋に一輪の花やグリーンがあるだけで、不思議と心がほっと安らぎますよね。「センス良く飾る自信がない……」という方でも、おうちにあるコップを活用したり、1本だけお気に入りの花を飾ってみることから手軽に始められます。
花束の一部が傷んでしまっても、種類ごとに分けて飾り直したり、ドライフラワーになるスワッグにしたりと、形を変えて長く楽しめるアイデアも嬉しいポイント。ぜひお気に入りの飾り方を見つけて、心地よい「花のある暮らし」を楽しんでみてくださいね!
撮影/鮫島亜希子 花監修・スタイリスト/岡本典子 取材・文/石川理恵
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