合言葉は「はじめよう!フェムテック!!!」
プロペラ運動と豆乳摂取を習慣にすれば、筋肉も血管も健やかに!
■東島アナ「テーマは“春の肩凝り”です。春は肩凝りで悩まれるかたが多いということなのでしょうか」
■加藤「そうです。東京女子医大附属青山自然医療研究所クリニックの研究調査では、女性の4人11人が春先に肩凝りで悩んでいるというデータがあります。春は寒い冬から暖かい季節へ移行する時期で寒暖差に体がついていけず、血の巡りが悪くなる季節です」
■東島アナ「なるほど。寒い時期は血を巡らせようという意識が私たちにもあるのですが、この移り変わりの時期は忘れてしまいがちですよね。季節に体がついていきにくい時期であることを、意識して過ごしたほうがよいですね。血の巡りが悪くなると、自律神経にも影響があるのでしょうか」
■加藤「はい。春の陽気かなと思ったら、次の日は急激に寒くなったりします。このような日々が続くと体を調整する自律神経が迷ってしまい、調子が崩れてしまうのです。体は一生懸命に寒暖差についていこうとしているのですが、自律神経をつかさどる交感神経と副交感神経がアップダウンするので緊張状態が続きます。そのことで全身が硬くなり、血の巡りが悪くなるのです」
■伊久美「なるほど。血行をよくするためにはどうしたらよいのでしょう」
■加藤「確実に体を動かす運動をしましょう! ストレッチやウォーキングもいいですが、なるべく1日の中で使わない筋肉を稼働させるほうがよいので、胴回りをひねってみましょう」
■東島アナ「確かに、あまり日常的に胴をひねる動作はしませんね。無理して物を取る時ぐらいですね(笑)」
■加藤「でも、そういう時ってぎっくり腰になる可能性もあります。そうならないためにも、日常的になるべく体をひねっておく。少し時間がある時に“プロペラ運動”を行っていただきたいのです」
■伊久美「プロペラ運動ですか??? 教えてください」
■加藤「座ったままでできます。両手を横に肩の高さと同じぐらい開きます。手をそのままキープしながら、腰からゆっくりと左にひねります。きついと感じるところで10秒キープします。もう回戻し対右側も行います」
■伊久美「やってみると意外ときつい(笑)。でも体がポカポカしてきました。伸びている実感があります。これは何セットくらい行うといいですか」
■加藤「3セットくらいです。もしくは朝昼晩に1回ずつでもよいです」
■東島アナ「隙間時間にやってみましょう。ポイントは腰から回すことですね」
■伊久美「血行をよくするために、摂取したほうがよい食物はありますか」
■加藤「豆乳をおすすめします。血管を非常に柔らかくしてくれる一酸化窒素という、血管の内壁から出る物質があります。この一酸化窒素を生み出す材料となるアミノ酸のアルギニンが、豆乳には多く含まれています。いろいろな種類がありますが無調整豆乳を選んでください。そして、1回にたくさん飲むよりは、小まめにとり入れていただくのがよいと思います」
■東島アナ「運動と食物、きちんと習慣にしていきたいです。筋肉も血管も柔らかさが必要なのでしょうか」
■加藤「そうですね。筋肉が柔らかくても血管が硬ければ、血液の流れは悪いのです。ストレッチをすれば筋肉は柔らかくなりますが、血管は柔らかくなりません。ストレッチや運動、肩回しもして筋肉をほぐしながら、さらに血行をよくするためにアルギニンをとっていただく必要があります」
■東島アナ「年齢によって差はあるのでしょうか」
■加藤「血管が硬くなるのは年配層だと思いがちですが、若くても内勤の仕事が多いかたは、おそらく筋肉も血管も硬いと思います」
■伊久美「血管の硬さは、自分で確かめようがないですもんね」
■加藤「はい。でも、血行が悪いというのは自分でもわかるはずです。例えば、歩いているのに足が冷たい、普段から手が冷たいというかたは血行が悪いです。ある程度動かしても血行がよくならないという場合は、おそらく血管が硬いのだと思います」
■東島アナ「それは分かりやすいサインですね。思い当たるかたは意識してみてくださいね」
●次回は、フットケアの専門家・伴野真希さんをゲストにお迎えします。

●記事まとめ/板倉由未子 Yumiko Itakura
トラベル&スパジャーナリスト。『25ans』などの編集者を経て独立。国内外を巡り、各地に息づく心身の健康や癒やし、人物をテーマにした旅やウェルビーイング企画を、各メディアで構成&執筆。イタリア愛好家でもある。伊久美さんとは30年来の付き合い。https://www.yumikoitakura.com/
●撮影/寿 友紀