夏前の今が重要!薬膳のプロが教える「暑さに負けない体」をつくる暑熱順化ケア
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夏前の今が重要!薬膳のプロが教える「暑さに負けない体」をつくる暑熱順化ケア

最近、気温が急上昇していますよね。「少し暑いだけで疲れる」「汗をかきにくくなった気がする」そんな変化を感じていませんか?

近年は春から急に気温が上がる日が増え、体が暑さに対応しきれず、不調を感じる人が増えています。そこで、近年注目されているのが「暑熱順化(しょねつじゅんか)」です。実はこの考え方、東洋医学の視点とも非常に相性が良く、夏を元気に乗り切れる人の土台づくりにも深く関わっています。

今回は、生活習慣の中でできる暑熱順化のケアを看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこがお伝えします。

暑熱順化とは「暑さに慣れる力」を育てること

暑熱順化 薬膳

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暑熱順化とは、簡単にいうと「体を少しずつ暑さに慣らしていくこと」。
厚生労働省の熱中症対策ガイドでも、暑くなる前から汗をかく習慣や適度な運動を取り入れ、体温調整機能を整える重要性が紹介されています。

私たちの体は、急に暑くなるとすぐには対応できません。しかし少しずつ汗をかき、血流を促し、体温調整機能を使うことで、暑さに強い体へと変化していきます。

逆に、冷房の効いた室内で長時間過ごし、汗をかかない状態が続くと、体温調整がうまく働かず、熱中症リスクも高まりやすくなります。

厚生労働省/働く人の今すぐ使える熱中症ガイド 03 予防法

東洋医学で見る暑さに負けないための体の仕組み

暑熱順化 薬膳

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東洋医学では、体表面には「衛気(えき)」というエネルギーが巡っていると考えられています。
衛気は、皮膚や毛穴の開け閉めを調整し、外気の変化から体を守る役割を持っています。暑い時には毛穴を開いて汗を出し、熱を逃がす。逆に寒い時には閉じて体温を保つ。この調整がスムーズにできるかどうかが、夏の体調に大きく関わってきます。

しかし、疲労やストレス、冷え、運動不足などが続くと、この衛気の働きが弱くなり

・汗がうまく出ない
・ほてるのに熱が逃げない
・体が重だるい
・夏バテしやすい

といった状態が起こりやすくなります。

食べ物から潤いを補うことも大切

暑熱順化 薬膳

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暑熱順化というと入浴や運動のイメージが強いですが、実は「潤い補給」も重要です。汗をかく季節は、体の水分だけでなく、潤いそのものも消耗しやすくなります。
特に40代以降は、加齢やストレスによって体の潤いが不足しやすく「汗をかいているのに内側は乾いている」という状態も起こりがちです。

そこで意識したいのが、食べる潤いケア。
おすすめは、

・きゅうり
・トマト
・豆腐
・山芋
・柑橘類
・豚肉

など、体に潤いを与えたり、熱をやさしく逃がしてくれる食材です。

また、冷たい飲み物ばかりで水分補給をすると、胃腸が冷えて逆に体温調整力が落ちることもあります。常温から温かい飲み物を上手に取り入れながら、内側の巡りを保つことが大切です。

血流を良くすることが「汗をかける体」につながる

暑熱順化 薬膳

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暑熱順化で忘れてはいけないのが「血流」です。
汗は血液から作られるため、血流が悪いと、熱を逃がす力も弱くなります。特にデスクワークや運動不足が続くと、筋肉量が減り、巡りも低下しやすくなります。

おすすめなのは、

・軽く汗ばむ程度のウォーキング
・湯船につかる
・肩甲骨を動かす
・ふくらはぎを動かす

といった、巡りを促す習慣。

東洋医学では「巡りが良い=回復力が高い状態」と考えます。暑熱順化も、無理な運動ではなく「毎日少しずつ巡らせる」ことがポイントです。

暑くなる前から整えておく

暑くなってから対策するのではなく「暑くなる前から整えておく」ことが、夏バテや熱中症予防にはとても重要です。

・汗をかく習慣をつける
・衛気を整える
・食べ物から潤いを補う
・血流を良くする

こうした積み重ねが、夏を元気に過ごせる体につながっていきます。

暑熱順化は、特別なトレーニングではありません。日々の暮らしの中で、少しずつ「体温調整しやすい体」を育てていくこと。
本格的な暑さが来る前の今こそ、自分の体をいたわりながら、「夏に強い体づくり」を始めてみてください。

 

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■執筆/薬膳ナースけいこ…サンキュ!STYLEライター。大人女子が疲れにくい体と心で生きていくために東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組みを使った暮らしに溶け込む健康習慣を発信。看護師、薬膳師として25年以上の実践経験を持つ令和元年生まれの息子を子育て中のママでもある。インスタグラムは@keiko89zen

編集/サンキュ!編集部

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