ステップ1:まず「全出し」で湿気のもとを断つ

写真:写真AC
クローゼットや押入れの湿気対策は、収納グッズを買う前から始まります。最初にやりたいのが、中身を一度すべて出すこと。
梅雨の時期は湿度の高い日が続き、湿気を含んだ衣類や布団をそのまま詰めておくと、奥からカビが出て結局すべて入れ替えることになりかねません。本格的な夏を迎える前の今のうちに、一度リセットしておくと安心です。
中身を出したら、固く絞った布で壁面と床面を拭き、半日ほど開け放って空気を通します。全出しの目的は片付けではなく「空気にさらすこと」。ここをワンステップ挟むだけで、その後のすっきり感が大きく変わります。
ステップ2:すのこで「床から浮かせる」

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空にした収納スペースに、最初に取り入れたいのが「すのこ」です。収納スペースの床に直接ものを置いている場合、底面に湿気がたまって乾きにくくなります。すのこを敷いて数センチ浮かせるだけで、下に空気が通り、湿気がグッとぬけやすくなりますよ。
木製やプラスチック製のすのこは手頃な価格で手に入り、コスパも抜群。わが家でも奥行きに合わせて並べ、衣装ケースや布団をその上に置いています。床と荷物の間にすき間を作る——たったこれだけで、収納環境は大きく変わります。
ステップ3:除湿剤は「両端2か所」に置いて交換サイクルを決める

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次に湿気そのものを取り除きます。除湿剤は「置けば終わり」ではなく、交換のサイクルをあらかじめ決めておくのがコツです。
おすすめは、空気がこもりやすい両端の2か所に置くこと。隅から先に湿気を集めてくれます。安価なタンクタイプでも十分ですが、交換日を忘れないよう、外からたまり具合が見えるタイプを選んで月に一度チェックするのが理想です。たとえば「3か月で交換する」などルール化しておくとラクになりますよ。
ステップ4:重い物は下・軽い物は上で「7割収納」

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最後は、ものの置き方です。重い荷物を下段、軽い季節外のものを上段にすると、出し入れがラクになり、奥に湿気をためる「死角」も減らすことができます。
そして何より大切なのが、詰め込みすぎないこと。クローゼットや押入れは「7割収納」を目安にし、ケース同士の間に手のひら1枚分のすき間を残します。空気の通り道があるだけで、同じ道具でも除湿の効き目が変わってきます。
ステップ5:月1の「開け放しチェック」で湿気をためない
仕組みを作ったら、最後はそれを保つ習慣です。どんなに整えても、閉めっぱなしでは湿気がこもります。
そこで、月に一度、扉を半日ほど開け放ち、サーキュレーターで風を送る日を作ってみてください。除湿剤のたまり具合もこのときに確認し、いっぱいなら交換します。梅雨のあいだは、晴れ間が出たタイミングを狙うとより効果的。月に一度、風を通すだけの小さな習慣が、夏の間の快適さを左右します。
収納は「湿気を呼ばない仕組み」に変えること

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クローゼットや押入れの湿気対策で大切なのは、高い除湿機を買うことではなく、湿気を呼ばない仕組みに作りかえることだと実感しています。
全出しで空気を通し、すのこで浮かせ、除湿剤を置き、7割のゆとりを残す。どれもお手頃価格でそろう道具と、置き方の工夫だけです。クリンネスト1級として収納を整える視点でいえば、片付けの正解は「詰めること」ではなく「空気が回ること」。まずは今週末、お家のクローゼットや押入れの全出しと、すのこ1枚から始めてみませんか?
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