薬膳師が解説!40代以降に増える“湿気疲れ”をラクにする対策3選
出典:写真AC

薬膳師が解説!40代以降に増える“湿気疲れ”をラクにする対策3選

「朝から体が重い」「十分寝たはずなのに疲れが抜けない」「やる気が出ず、頭がぼんやりする」
5月後半から6月にかけて、このような不調を感じる人が増えてきます。「年齢のせいかな」「気圧の影響かも」と見過ごされがちですが、実はその背景にあるのが「湿気疲れ」です。
特に40代以降は、体の水分調整力や回復力が変化しやすく、湿度の影響を受けやすくなります。

今回は、梅雨本番ではなく、「梅雨前」から始まる不調だからこそ大切な早めのケアについて、看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこがお伝えします。

「湿気疲れ」とは?体の中で起きていること

梅雨 薬膳

出典:写真AC

湿度が高くなると、私たちの体は汗による体温調整がうまくいきにくくなります。すると熱や水分などが体内にこもり、だるさや重さを感じやすくなります。
東洋医学では、この状態を「湿(しつ)」が溜まっていると表現します。湿とは、余分な水分や老廃物が体内に停滞した状態のこと。
この湿が増えると、次のようなサインが現れやすくなります。

・朝起きてもスッキリしない
・顔や足がむくむ
・頭が重い
・胃がもたれる
・やる気が出ない
・眠気が抜けない

「なんとなく不調」の正体は、単なる疲れではなく、体の中の「巡りの渋滞」かもしれません。

なぜ40代以降は湿気疲れが増えるの?

梅雨 薬膳

出典:写真AC

40代以降に湿気疲れが増える背景には、「水分代謝」と「回復力」の変化があります。
若い頃は多少無理をしても、睡眠や休息で回復できた人でも、年齢とともに体の調整機能はゆるやかに変化します。
特に東洋医学でいう「脾(ひ)」つまり消化吸収や水分代謝に関わる働きが弱ると、余分な水分を処理しきれず、湿が溜まりやすくなります。

さらに、
・冷たい飲み物が増える
・運動不足
・ストレス
・睡眠不足

こうした生活習慣も、水分代謝を低下させる要因になります。
つまり湿気疲れは、「湿度」だけが原因ではなく、体の処理能力が追いつかなくなることで起こる不調なのです。

今日からできる3つの湿気疲れ対策

梅雨 薬膳

出典:写真AC

湿気疲れは、我慢するものではなく、早めに整えることで軽くできる不調です。3つのおすすめケアをお伝えしますね。

「余分な水分を出す力」を高める食事を意識する

湿気疲れ対策でまず見直したいのが食事です。
おすすめは、余分な水分を排出しやすくする食材。

例えば、
・はとむぎ
・あずき
・きゅうり
・とうもろこし
・そら豆
・枝豆

などは、薬膳では水分代謝をサポートすると考えられています。
また、胃腸が弱ると湿が溜まりやすいため、冷たい飲み物や冷たいスイーツの摂りすぎには注意が必要です。
「暑いから冷たいもの」ではなく、温かい汁物や常温の飲み物を取り入れるだけでも、体は整いやすくなります。

汗をかける体をつくる

意外と大切なのが、「軽く汗をかく習慣」です。
湿気が増えると汗が蒸発しにくくなり、体温調整が難しくなります。しかし、普段から適度に汗をかく習慣がある人は、暑さや湿気への適応もしやすくなります。

おすすめは、
・20〜30分程度のウォーキング
・湯船につかる
・肩甲骨を動かすストレッチ

など、少し体が温まる程度の習慣。
激しい運動より、「巡りを良くする」ことを意識しましょう。

朝に巡る力を目覚めさせる

湿気疲れがある人は、朝から重だるさを感じやすい傾向があります。

そんな時は、起きてすぐに活動モードへ入るのではなく、「巡りを起こす時間」をつくることが大切です。

おすすめは、
・起床後にコップ1杯の白湯
・布団の中で軽く伸びをする
・深い深呼吸を3回する

これだけでも、体が整いやすくなります。

軽やかに過ごせる土台を

5月後半から6月にかけて増える「なんとなく不調」。その背景には、体に溜まった湿や巡りの低下が隠れていることがあります。

・余分な水分を出す食事
・汗をかく習慣
・朝の巡りケア

この3つを意識するだけでも、梅雨の過ごしやすさは大きく変わります。
「最近なんだか重だるい」と感じたら、それは怠けているのではなく、体からのサインかもしれません。梅雨本番を迎える前の今こそ、巡りを整え、軽やかに過ごせる土台をつくっていきましょう。

 

※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※Adobe Fireflyで作成した画像を使用している場合があります。

 

■執筆/薬膳ナースけいこ…サンキュ!STYLEライター。大人女子が疲れにくい体と心で生きていくために東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組みを使った暮らしに溶け込む健康習慣を発信。看護師、薬膳師として25年以上の実践経験を持つ令和元年生まれの息子を子育て中のママでもある。インスタグラムは@keiko89zen

編集/サンキュ!編集部

サンキュ!公式発表および著作権(記事コンテンツ・画像等)を許可なく複製、転載、翻訳すること(記事の内容を要約して配信する行為を含む)を禁止します。著作権表記が外された場合には厳正に対処します。

薬膳ナースけいこの記事をもっと見る

PICKUPピックアップ

TOPICS人気トピックス

RECOMMENDおすすめ記事

広告バナー
広告バナー