イライラするのは性格のせいじゃない!薬膳のプロが解説する「回復不足サイン」と整え方
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イライラするのは性格のせいじゃない!薬膳のプロが解説する「回復不足サイン」と整え方

「家族に優しくしたいのに、夕方になるとついイライラしてしまう」
「本当は穏やかに過ごしたいのに、心の余裕がなくなる」そんなふうに自分を責めてしまうことはありませんか?

40代・50代の女性にとても多いこの悩み、実は「性格」の問題ではなく、体の状態が影響しているケースが少なくありません。

むしろ、がんばっている人ほど起こりやすい回復不足が原因なことも…。今回はイライラや心の余裕のなさに繋がる回復不足のサインや整え方を看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこがお伝えします。

夕方のイライラは「脳と心のエネルギー切れ」

回復力 薬膳

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まず大きな原因のひとつが、脳の疲れです。朝から仕事や家事、スマートフォンの情報などで、私たちの脳は絶えずエネルギーを使っています。特に現代は情報量が多く、気づかないうちに処理し続けている状態。夕方になる頃にはエネルギーが消耗し、感情をコントロールする余裕がなくなってしまいます。

さらに東洋医学の視点では、春に弱りやすい「五臓の肝(かん)」(ストレスや感情に関わる働き)の疲れも関係しています。肝は、気持ちのコントロールやエネルギーの巡りを担う重要な働きを持っています。この肝が疲れてくると、イライラしやすくなったり、逆に気分が落ち込みやすくなったり心の疲れに影響してきます。

つまり、夕方のイライラは「気持ちの問題」ではなく、「回復しきれていない体と心の状態」。ここに気づくだけでも、自分を責める気持ちは少し軽くなります。

見落としがちな「回復ケア」3つ

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では、どうすれば夕方のイライラを防げるのでしょうか。ポイントは、疲れきる前にエネルギーを回復させること。日常の中で取り入れやすいケアを3つご紹介します。

昼食は「あと10回多く噛む」

意外と見落とされがちなのが「噛むこと」です。忙しいとつい早食いになりがちですが、噛む回数を増やすだけで体の状態は変わります。

消化に使うエネルギーの負担が減るだけでなく、しっかり噛むことで、脳に「落ち着く」信号が届きやすくなり、緊張がやわらぎます。また、血糖値の急上昇を防ぐことにもつながり、食後の眠気やその後のイライラ予防にも役立ちます。

まずはひと口ごとに「あと10回多く噛む」ことを意識するだけで十分。無理なく続けられる小さな習慣です。

15時ごろに少し体を動かす

午後の後半、特に15時前後はエネルギーが落ちやすい時間帯です。このタイミングで軽く体を動かすと、巡りがよくなり、脳もリフレッシュされます。

例えば、立ち上がって肩を回す、少し歩く、軽く伸びをするだけでもOK。ずっと座りっぱなしの状態が続くと、血流が滞り、脳に必要な酸素や栄養が届きにくくなります。それが「余裕のなさ」につながることもあります。

ほんの1〜2分でもいいので体を動かすことで、夕方のエネルギー切れを防ぐことができます。

帰宅前の「1分リセット」

実は最も効果を感じやすいのが、この「切り替えの時間」です。仕事や外での役割を終えて、そのまま家に帰ると、頭の中はまだオンの状態。これがイライラの原因になることもあります。

おすすめは、帰宅前に1分だけ立ち止まること。

・ゆっくり深呼吸を3回
・頭の中の仕事モードをいったん手放す
・「これから家の時間」と意識を切り替える

このシンプルな習慣だけでも、脳と体がオフモードに入りやすくなります。短い時間ですが、気持ちの余裕を取り戻す大切なリセットになります。

自分を責めるのではなく、体を整える視点を

夕方のイライラは、気合いで抑えるものではありません。むしろ「体が疲れているよ」というサインとして受け取ることが大切です。

・噛む回数を少し増やす
・午後に軽く体を動かす
・帰宅前に1分リセットする

この3つを意識するだけでも、心と体の余裕は変わっていきます。

「周りの人に優しくしたいのにできない」と感じたときこそ、自分を責めるのではなく、体を整える視点を持ってみてください。同じように悩んでいる方は、ぜひ今日からできるものから試してみてくださいね。

 

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■執筆/薬膳ナースけいこ…サンキュ!STYLEライター。大人女子が疲れにくい体と心で生きていくために東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組みを使った暮らしに溶け込む健康習慣を発信。看護師、薬膳師として25年以上の実践経験を持つ令和元年生まれの息子を子育て中のママでもある。インスタグラムは@keiko89zen

編集/サンキュ!編集部

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