(3歳〜)999ひきのきょうだい【ひさかたチャイルド】(1,320円)
かえるのお母さんからうまれた卵は、なんと999個。春になって、どんどん兄弟たちがおたまじゃくしになるなか、最初にうまれたお兄ちゃんだけ、なかなか卵からかえりません。じっくり寝ていたお兄ちゃんがようやくおたまじゃくしになると、弟たちはその大きさにびっくり! すぐに人気者になりました。しかし、そのお兄ちゃんを狙って、お腹を空かせたへびがやってきて――。
画面いっぱいに描かれた999匹の兄弟たちが、とってもコミカルでかわいらしい一冊です。この「1匹だけ他と違う」のが、子ども心をひきつけるポイント。お世話してあげたい気持ちをグッと刺激され、読み聞かせでは導入部分から盛り上がります。
家族のあたたかい絆を描きつつ、ピンチを乗り越えていく冒険の物語としても完成度が高いので、すっきり晴れやかな気分になれますよ。
【読み聞かせのポイント】
・へびとお兄ちゃんの対決シーンは大きな山場。ゆっくりページをめくると、ほどよい緊張感を生む「間」が作れます。
作: 木村研/絵:村上康成/1989年/40ページ/目安時間:5分
(3歳~)オレ、カエルやめるや【マイクロマガジン社】(1,760円)
カエルくんは、ないものねだりなお年頃。いつもぬれて、ヌルヌルしていたり、ムシばかりを食べるカエルが嫌になり、他のかわいい動物になりたいなんて考えています。そこで、ある日「オレ、ネコになることにするや!」と、お父さんに宣言してみると――。
突拍子もないわがままを言うカエルくん。ひょうきんな表情もあいまって、子どもたちが、大いにハマってくれます。
冷静なお父さんとのテンポの良いかけ合いも、漫才のようにコミカルです。ラストは意外なことから「今の自分で良かった!」と思えるように。笑いながら、自分の良いところを受け入れる大切さにも気づかされます。
【読み聞かせのポイント】
・自然な話し言葉の文章になっています。子どものセリフは感情豊かに、大人のセリフはさとすように穏やかに読んでみましょう。
文:デヴ・ペティ/絵:マイク・ボルト/訳:小林賢太郎/2017年/32ページ/目安時間:5分
(4・5歳~)ふたりはいっしょ【文化出版局】(1,045円)
クッキーを焼いた「がまくん」は、あまりのおいしさに感動して、親友の「かえるくん」のお家へ。2人はおやつタイムを始めるも、クッキーを食べる手が全然止まらず、「このままじゃ病気になってしまう」と困り顔。そこで、このおいしすぎるクッキーを我慢する方法を考え始めて――。
がまくんとかえるくんのシリーズには、クスッと笑えるコミカルなお話や、友達を思いやる心にほっこりするお話が満載。その優しい世界観は、友達と力を合わせる場面がどんどん広がる幼児さんに、よく合います。
全5編収録されているため、子どもの集中力に合わせて、1話ずつ区切って読めるのも魅力です。
【読み聞かせのポイント】
・がまくんのセリフは感情豊かに、かえるくんは落ち着いた声音で読むと、メリハリが出せます。
作:アーノルド・ローベル/訳:三木卓/1987年/64ページ/目安時間:10分
おうちでも、アクティブ&クリエイティブに遊べる!

出典:写真AC
長女が幼稚園時代にハマっていた「がまくんとかえるくん」シリーズ。特に、いつも面白いことを言い始める、がまくんが好きなのだとか。
当時やってみたのは、かえるになりきって押し入れから飛んだり、床にマスキングテープを貼ってケンケンパをしたり。そんなアクティブな遊びのほか、2人の家をイメージして段ボール工作や、大きな虹とカエルの絵を描くなど、子どもが自然とクリエイティブな遊びを思いつき、たくさん笑った思い出があります。
外出がおっくうな日は、無理して出かけなくて大丈夫。「今日はお部屋でカエルごっこね!」と、絵本をきっかけに家の中でジャンプして遊ぶだけでも、子どもの体力発散につながります。ジメジメした気分も、親子で楽しい絵本を広げて、ケラケラ笑い飛ばしちゃいましょう!
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