(1・2歳〜)はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!【アリス館】(1,100円)
はみがき大嫌いなたっくんの元に、しゅっしゅっと元気な音を響かせて「はみがきれっしゃ」がやってきます。口を一文字に閉じていたたっくんも、かわいい列車を見ると、大喜びで、口を大きく開けました。さぁ、まえのは駅も、おくのは駅も、どんどんきれいにしていくぞ!
乳幼児に読み聞かせるなら、ハブラシを楽しいキャラクターに擬人化させた絵本がぴったりです。お友達になったような親近感が湧き、歯磨きのハードルをグッと下げてくれます。低年齢の子どもが物語を理解しやすい「繰り返し」の要素とともに、歯の磨き方を学べたり、ストーリーの山場もしっかり作られていて、年少・年中さんも楽しめます。
【読み聞かせのポイント】
・「しゅっ しゅっ」の音を、列車の走行音に寄せてみてもいいですね。歯を磨く主人公になりきり、とびきり楽しそうに読んでみてください。
作:くぼまちこ/2015年/24ページ/目安時間:〜5分
(3歳〜)わにさんどきっ はいしゃさんどきっ【偕成社】(1,100円)
虫歯になったわにさんが、歯医者さんへ。怖い気持ちをおさえながら診察台に乗りますが、実は歯医者さんの方もわにさんの治療を怖がっていて――。2人の心の声が、同じ言葉でシンクロしながら進んでいく、ユーモアたっぷりの一冊です。
子どもたちが大好きな五味太郎さんの絵本です。わかりやすいストーリーで、想像力が育ってくる3歳ごろにぴったり。読んだ後は、自然と歯磨きの必要性を感じ取ることができます。4・5歳ごろになると、同じ言葉でも立場が変わればまったく違う意味に変わる「ことば遊び」の妙も味わえますよ。
【読み聞かせのポイント】
・わにさん側と、歯医者さん側で、声のトーンを変えてみて。2人のかけあいが、より印象深くなります。
作:五味太郎/1984年/32ページ/目安時間:〜5分
(3・4歳〜)デンタウン【世界文化社】(1,320円)
真っ白な大地に降り立った、仲良し家族。住み良い街を作るべく、力を合わせて、どんどん大地を掘り進めます。やがて、大きな街が建ち、大勢の仲間も移り住んできました。しかし、すっかり開拓された「真っ白な大地」は、私たち人間の大事な「歯」のことで――。
物語のある絵本に慣れてきたころ、挑戦したい一冊。「歯」であることは上手にぼかされているので、ラストのオチに、びっくりする子どもも多いです。「大きなデンタウンができる前に、はみがきしよう!」と、虫歯予防への関心が高まりますよ。
【読み聞かせのポイント】
・オチのページで、じっくり間をとって。テンポよく進むページとのギャップでおもしろみが増します。また、デンタウンの細かい描き込みに着目させるのもおすすめです。
作:中垣ゆたか/2022年/32ページ/目安時間:5分〜
「はみがき、大好き!」には、なれなくてもいい!

出典:写真AC
わが家の子どもたちも、「わにさんどきっ はいしゃさんどきっ」のわにさんのように虫歯を経験し、親子で泣きながら通院した苦い過去も…。はみがきの絵本を通して「次はぴかぴかの歯で、先生をびっくりさせちゃおう!」と笑い合えたことで、少しずつイヤイヤが減っていきました。
歯磨き嫌いは、ガミガミ怒るよりも、物語の力で「親子のコミュニケーションの場」に変える。小さなことではありますが、その工夫が将来の健やかな笑顔に繋がると信じています。さぁ、今夜はあなたのお家で「はみがきれっしゃ」、出発させてみませんか?
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