今年最大の値上げの波が10月にやってくる!? 値上げラッシュに負けない家計の見直し方

今年最大の値上げの波が10月にやってくる!? 値上げラッシュに負けない家計の見直し方

この10月、今年最多の値上げが予定されています。値上げの波はまだまだ続く見込みで、節約アドバイザーの丸山晴美さんは「家計の見直しをすでにした人もまだの人も、このタイミングでもう一度、家計を見直すことが必要です」と言います。その理由と、見直すポイントを聞きました。

年内に2回目、3回目の値上がりが予定されている商品もあり!

家計を見直すアジアの女性

kazuma seki/gettyimages

この10月、今年最多の値上げが予定されていることをご存じですか?値上げの波はまだまだ続く見込みで、節約アドバイザーの丸山晴美さんは「家計の見直しをすでにした人もまだの人も、このタイミングでもう一度、家計を見直すことが必要です」と言います。その理由と、見直すポイントを聞きました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2022年9月時点の取材情報を基にしています。

みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「赤字家計改善テク」!

2022年は多くの食材が値上がりしましたが、実は年内に2回目、3回目の値上がりが予定されている商品も少なくありません。今までには考えられないぐらいのスピードで、値上げが起こっているんです。

特に2022年10月に値上がりする商品は今年最多。ビールはアサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリーの大手4社すべてが値上げしますし、発泡酒やチュウハイ、サワー、ウイスキーなども値上げされます(※1)。

加熱式タバコも10月から600円前後に。以前は「嗜好品」と言われていたものが、今や「贅沢品」になりつつあるのです。

しかも円安。これがいつ治まるのかは、専門家でも予測できていない状況です。

ではその分、収入も上がっているかというと、所得はもう何十年も上がっていません。なのに、2022年10月からは雇用保険料率の労者負担分が、一般の事業の場合0.3%から0.5%に引き上げられます。つまり、手取りがさらに減るのです。

これでは、今まで通りの生活をしているだけで赤字になる可能性が大。30年間続いてきたデフレ(普段買っている日用品やサービスの値段が全体的に下がる現象)の時代は終わり、これからはインフレ(日用品やサービスの値段が上がり続ける状態)の時代になるかもしれません。

そんな今だからこそ、もう一度家計を見直して、赤字化を防ぐことが大事です。

家計の見直しで最初に手をつけるべきものは?

家計を見直す際は「固定費から」が原則です。今まで毎月払っていた費用を解約したり変更したりすることで、その後は何もしなくても固定費を安くすることができます。

ただし、固定費の中でも住宅の賃料や住宅ローンは別。賃料の安いところに引っ越そうとすると、また敷金・礼金・引っ越し代など大きな出費が必要になります。住宅ローンをなくそうと思うと、家を売るなどする必要があり、それもむずかしいでしょう。

そうしてまで引っ越す価値があるのか、トータルで考えることが大切です。

そこで、まずはサブスク(サブスクリプション/定額制サービス)から手をつけるのがおすすめ。動画配信サービスやサプリメントの定期購入など、毎月支払っているお金が本当に必要なのか、やめても良いものはないか、よく見直しましょう。

通信費も、このタイミングでもう一度見直したいものの1つ。現在は大手キャリアの新料金プランや、格安SIM 、サブブランドなどがあります。1人で安く利用できる料金プランがあるため、「家族割」にこだわる必要はありません。

キャリアはバラバラで良く、その中で安いサービスやプランを選べば、毎月支払う額をぐっと減らすことが可能です。もちろん、家族で契約を揃えることでパケットシェアができるプランを選ぶのも一案。使用状況に応じた家族のベストを探しましょう。

塾や習い事は数を絞り、教育費は資産運用で準備する

子どもの習い事もサブスクの1つと言えるでしょう。親として、子どもにいろいろな習い事をさせてあげたい気持ちは、とてもよくわかります。

でも、現時点で私立4年制大学文系、理系の学費だけでも500〜600万円かかります。今後は大学の入学費や授業料も少しずつ値上がりすると思われますから、10年後、20年後はさらに大きい金額が必要になるでしょう。

それを考えると、やはり塾や習い事の数を絞り、浮いたお金でつみたて NISA (ニーサ)を始めるなど、今のうちから進学費用に備えることが大切です。

外食、デリバリーは自身の稼ぎと秤にかけて考える

コロナ禍によって、外食やデリバリーなどの習慣がついた家庭もよく見かけます。外食で4人分を注文すれば、5,000~10,000円くらいかかります。割引キャンペーンなどをやっていても、高いことに変わりはありません。

外食やデリバリーをしたくなったら、「その外食はあなたの仕事の何時間分に相当するのか」を考えてみましょう。その時間給分を払ってでもその外食をしたいのか、その価値があるのかを冷静に考えてほしいのです。「私の時給の6時間分」だとわかれば、「だったらご飯を作ろう」という風にも思えるのではないでしょうか。

外食やデリバリーは日常にせず、特別な日の楽しみなどにすれば、家計の黒字化もしやすくなると思います。

これ以上見直せないという人は、副業を検討するのも一案

家計の見直しは必ずやりたい大切なポイントですが、「もうできる限りのことはやった!これ以上何をしたらいいの?」という家庭も一定数あると思います。それでも今の値上がりラッシュでは、黒字化は難しいかもしれません。

そういう場合は、家計を見直す一方で、収入を増やす方法を考えることも大切です。副業など、自分にできる方法はないか、この機会に考えてみてはいかがでしょうか?

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

■執筆/節約アドバイザー 丸山晴美…22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママのお金に困らない本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。最新著書は『お金を活かす ハッピーエンディングノート』(東京新聞)。著書『節約家計ノート』(東京新聞出版)は20年のロングセラー!

▶丸山晴美オンラインコミュニティ「女性のための夢を叶える!お金の教室」

編集/サンキュ!編集部

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