物を手放す快感に目覚めたきっかけ
結婚当初は、部屋中に物があふれる汚部屋状態。引越しの際、義兄に物の多さを指摘されたのが、客観的に見直すきっかけになったそう。同時期にミニマリストの考え方に触れ、断捨離®に挑戦。「物を減らすたびに苦手な家事がどんどんラクになり、捨てることが楽しい作業になりました」
家を建てるときも、あえて収納スペースを少なめにした、ちびかおさん。「これだけしか持たないと決めて、定期的な断捨離を習慣にしているので、収納や片づけのストレスとは無縁。頑張らなくてもすっきりした空間をキープできるようになりました」
プロフィール

ちびかおさん
(群馬県在住・38歳)
- 夫(39歳)、長女(13歳)、長男(6歳)
- 在宅ワーク
House Data
- 持ち家一戸建て(平家)
- 3LDK(約90m2)
- 築3年
※取材当時
床や平面に物を置かないことが部屋をすっきり広々と見せる秘訣

余計なものがないから掃除も楽ちんだそう
床やテーブル、カウンターなどの上に物を置かないことを徹底しています。部屋がすっきり見えるのはもちろん、面倒な掃除もスピーディー。
ちびかおさん流 手放し上手になるコツ
小さな場所から不用品のチェックを始め、成功体験を積み上げる

「部屋全体をきれいにしよう」と思うと、途中で挫折しがち。「引き出し1つなど、小さな場所の不用品を捨てることから始め、『すっきりした』という成功体験を味わうことで、やる気を継続できました」
不用品が出たら袋にまとめて、他の物と隔離する

「もう使わないかも」と思った物はそのまま放置せず、袋などに入れて他の物と隔離するのがおすすめ。要・不要があいまいなまま、必要な物の中に紛れるのを防ぐのがコツです。
状態がいい物はリサイクルショップへ。捨てる罪悪感を減らす

状態がいいおもちゃや家電などは、捨てずにリサイクルショップへ持ち込んで、買い取りを依頼。「次の誰かに使ってもらうことで罪悪感を減らせます」
【物を減らすくふう】不確定な「いつか」より、今のすっきり感や使いやすさを優先する
紙袋や空き箱、収納グッズは別の用途を考えずに潔く処分

紙袋のストックは最小限に
「どこかで使えるかも」「いつか使うかも」と考えると、物は一向に減らせません。「別の用途は考えずに潔く処分し、紙袋のストックはファイルボックスに入る分だけに限定しています」
プリント類はアプリに残してその日に処分

子どものプリント類はもらったその場で確認し、大事な情報はメモアプリでスキャンしてから処分。「家電の取扱説明書はネットで検索できるので、基本的に残していません」
来客用の食器や布団を持つのをやめる

客用布団や食器など、「いつか」のための物を手放したら、収納量が激減。布団は必要なときにレンタルを活用し、食器が足りないときは紙皿などで対応すればOK。
「アウト」と「セーフ」の自分なりの基準を持つ

服などは「動きにくい」「スタイルが悪く見える」など、自分なりのアウトリストを作っておくと、悩まずに手放せるように。「手持ちの服との相性も必ずチェックします」
今の暮らしに合っている物だけ残す

家族全員の服はココに収まるだけ。残す基準は今の暮らしに必要かどうか。「『いつか着るかも』という未来に合わせた物は残さず、その都度、今必要な物に入れ替えるようにしています」
【適量キープのくふう】物の量や数を一定に保てば、片づけはラクになる
量の上限を決め、はみ出したら見直す

「収納の仕方よりも、これ以上増えない仕組みを整えることが大事」というちびかおさん。引き出し1つ分、ボックス1つ分などあらかじめ枠を決め、そこからはみ出したら見直すのを習慣に。
物ごとに買い替え時期を決め、捨てどきに悩むのをやめる

いつまで使えるか迷うと、捨てられないことも。「わが家はバスタオルは6月と12月、備蓄食品は3月と9月が買い替え時期。捨てどきに迷わなくなり、適量をずっと保てます」
1in1outで全体量を増やさない

新しい物を1つ買うときは、必ず何か1つ手放すのが基本。「おもちゃは誕生日などで新しい物が増える前に、子どもと話し合いながら遊ばない物を確認するようにしています」
まずは小さな場所から
「いつか」のための備えよりも、今の暮らしの回しやすさを優先する。ちびかおさんの潔いくふうは、家事をラクにするだけでなく、心や時間のゆとりにもつながっています。
自分なりの手放す基準を持ち、物の定数を守る仕組みを整えることは、一生散らからない家への近道。まずは小さな場所から、自分にとっての「心地よい適量」を見つけてみませんか。
撮影/天野良子・有馬秀星・市原慶子・大森忠明・片岡祥・川上明子・キムアルム・桑名晴香・清永洋・髙杉純・林ひろし 構成・文/鹿島由紀子
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