10月は植物を増やすチャンス!切り戻しと挿し木・挿し芽の基本
10月は気温が落ち着いていて植物への負担が少なく、剪定や植え替え作業に向いている時期です。
「挿し木」と「挿し芽」、似ているようで少し違うのをご存じですか?
木質化した枝を使うのが挿し木、草花などの柔らかい茎を使うのが挿し芽です。どちらも切った枝や茎から新しい根を出させて、新しい株を作る方法で、特別な道具がなくてもできるので初心者にもおすすめです。
伸びすぎた枝を切るときや、乱れた株を切り戻すときには、ぜひ挿し木・挿し芽に挑戦してみるのがおすすめです。
伸びすぎた枝を整える!切り戻しをしてみよう

出典:写真AC
夏の間にぐんぐん伸びた枝や、形が乱れてきた株は、10月のうちに切り戻して整えておきましょう。
伸びすぎた枝を思い切って切ることで株全体に風や光が通りやすくなり、病気の発生リスクも下げられます。また、切り戻しをすることで新芽が出やすくなり、株全体の若返り効果があります。
切り戻しでは、葉が込み入っているところ、風通しの悪いところ、病気になっているところなどを切っていきます。切ったところからまた新芽が伸びていきますよ。
我が家でもこの時期に、伸び放題になった枝や花の株を切り戻します。それだけで庭がぐっとすっきりしますよ。厳しい冬を乗り切るため、秋のうちに植物が過ごしやすい環境をつくってあげましょう。
切った枝や茎を無駄にしない!挿し木・挿し芽の手順とコツ

出典:写真AC
切り戻しで出た元気な枝や茎は、捨ててしまわずに挿し木・挿し芽に活用してみてください。
10cmほどの長さに切り、下のほうの葉を取り除きます。花やつぼみが付いていたら切り落とし、葉が多いときは葉を半分くらいのサイズに切ってしまいます。
切った茎は1時間以上水につけて水あげをし、その後、清潔な挿し木用の土に挿せば準備完了です。切り口を斜めにカットしておくと水分を吸い上げやすくなります。
根がない状態では水分を十分に吸収できないため、蒸散を抑える目的で葉を減らします。全部取ってしまうと光合成ができなくなってしまうので、必ず葉は残してくださいね。
挿し木・挿し芽のその後は?発根までの管理ポイント

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土に挿した後は直射日光を避けた明るい日陰に置き、土が乾かないように管理します。できるだけ茎を動かさないようにスプレーなどで優しく水やりをしましょう。根が出るまでは数日から数週間かかりますので、焦らずのんびり変化を見守ってあげてくださいね。
しっかりした根が数本出てから普通の土に植え替えると、今度はその根から水や栄養を吸収し、大きくなっていきます。肥料を与えるのは植え替えてからがおすすめです。
なお種苗法により、品種登録されている植物を増やして人に譲渡することはできません。個人で楽しむだけにしましょう。
庭仕事をゆっくり楽しんで
10月は気温もちょうどよく庭仕事をゆっくり楽しめる時期。植物によって適期に多少差があったり、発根しやすさに差があったりしますが、挿し木・挿し芽でうまくいけば株が増やせることもあります。
まずは伸びすぎた枝や株を整え、挿し木・挿し芽に挑戦してみませんか?
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