そもそも2・3歳はガマンができるの?

2歳になったばかりは難しくても、2歳半くらいになれば”ダメ”の理由をわかりやすい言葉で説明し、見通しを立ててあげれば納得してガマンできるようになっていきます。ただし、その日の体調や機嫌に左右されるので、ガマンできる日もできない日もあります。1回だけの説明ではなく、積み重ねが大切な時期です。
今はいいこと、悪いことの判断基準をつくっているとき

スーパーマーケットで走り回ったり、電車やバスで騒いだり…。2・3歳は、自分の興味や好奇心のままに、いろいろなことを試している時期です。その中で、何がいいことで、何がいけないことなのかという判断基準をつくっているんですね。ですから、「うちの子は何で人の迷惑になるようなことばかりするのかしら?」とあまり悩む必要はありません。
とはいえ、人の迷惑になることや、いけないことをしたときは、それを教えなければ、子どもは学べません。また、子どもの要求を全て受け入れられるわけではないので、ガマンしてもらうケースも増えてくるでしょう。
- なぜ”ダメ”なのかわかる言葉で伝えることが大切

子どもの要求を聞き入れられないときに大切なのは、”ダメ”の理由を子どもにわかる言い方できちんと説明することです。「お菓子、食べたいよね。でも、今はないから、おうちに帰ったら食べようね」など、言ってもわからないと思わずに丁寧に話せば、2歳なら2歳なりに理解して納得できることもあります。逆に、「ダメでしょ!」と頭ごなしに怒るだけでは、子どもはなぜいけないのかがわからないし、自分を否定されたような気持ちになってしまいます。
- 実は!気づかないところでお子さんはガマンしているかも!?
おうちのかたが強制しなくても、知らず知らずのうちにガマンしていることは結構あります。例えば、下の子が生まれたときなど、自分を抑えてしまう子は実際にいます。
そのときに大切なのは、おうちのかたが子どものガマンに気づいて「いつもガマンしてくれてるんだよね。ありがとう。うれしいな」などと伝えることです。ささいなことですが、子どもにとっては次につながるとても大事なことです。
“ダメ”の理由を子どもなりに理解できれば”いいガマン”につながる
いいガマンとは?

善悪の判断や感情をコントロールする力を育む。
おうちのかたが、子どもにわかる言葉で丁寧に説明することで、子ども自身が納得できれば、前向きなガマンができます。”いいガマン”は、善悪を自分で判断したり、感情をコントロールしたりする力を育みます。
悪いガマンとは?

気持ちがマイナスになり自尊心が低くなる。
「ダメなものはダメ」「やめなさい!」などと頭ごなしに怒られるだけだと、その場ではやめても、何がよくて何が悪いかが学べません。子ども自身が納得していないガマンは、気持ちをマイナスにしてしまいます。
2・3歳のいいガマンを育む関わり方のコツ
“いいガマン”につなげるためには、おうちのかたのサポートがとても大切です。3つのステップで関わり方のコツをご紹介。取り入れてみてくださいね。

(子ども)「これ欲しい~!」
(お母さん)「おもちゃ欲しいよね。かっこいいもんね」
- 【コツ1】気持ちを受け止める
「おもちゃがほしい」と言われて、その要求を受け入れられないときは、「あー、おもちゃがほしいんだね。その気持ち、よくわかるよ」などと、まずはお子さんの気持ちを受け止めてください。受け止めたからといって、要求はかなえなくてもいいのです。
(お母さん)「でもね。今日はお金を持ってないから買えないんだ」
- 【コツ2】なぜ”ダメ”か説明する
決して怒らずに、「今日はおもちゃを買うお金を持っていないからね」などと、要求を受け入れられない理由を話しましょう。「お兄ちゃんだからわかるよね」とほめる言い方も効果的です。理解できる言葉は意外と多いので、わからないと思わずに説明を。
(お母さん)「お誕生日に買おうね。今日はママとおうちにあるおもちゃで遊ぼう!」
- 【コツ3】見通しがあれば伝える

今はダメでも、少し先ならかなえられることなら、「お誕生日に買おう」など、いつならできるかの見通しを伝えるといいですね。ただし、約束はきちんと守ってください。そうでないと、子どもが不信感をもって効果がなくなります。その場しのぎにしないで!
※取材時の情報です。
参照:〈こどもちゃれんじ〉