「いつまでに、いくら貯めるか」目標を持つことで漠然とした不安をなくす

結婚当初は貯蓄ゼロからの出発 。夫婦ともに収入ダウンや転職を経験しながらも、マイホーム→教育費と貯める目標を持ち続け、見事に資産倍増を実現してきました 。「目標を持つと、いつまでにいくら貯めるかが明確に。すると、年単位や月単位で何をするべきかがわかって、漠然とした不安がなくなりました」
家計簿が面倒になったときも、正社員を目指したときも、「これが家族の夢や幸せにつながっていると思えたから頑張れました」と矢田さん 。「限りあるお金をどう使うか考え、目標のために資産を殖やすことは、人生に真摯に向き合うことなんだって、この20年で気づきました」
プロフィール

矢田真理子さん
(大阪府在住・41歳)
- 夫(46歳)、長女(18歳)
- フルタイムの会社員
- 持ち家一戸建
Money Data
- 月収:53万円/ボーナス:164万円 / 年収:800万円
- 月貯蓄額:20万円+α / 年貯蓄額:404万円
- 総資産額:1509万円
※取材当時
総貯蓄0円→総資産1509万円!矢田さんの「資産倍増年表」
| 年(西暦) | 貯蓄額 | ライフイベントと家計の状況 |
| 2005年 | 0円 | 結婚(貯蓄ゼロからのスタート!) |
| 2006年 | 80万円 | 長女誕生 |
| 2009年 | 278万円 | 妻がパートを開始 |
| 2010年 | 406万円 | 妻が正社員になり貯蓄ペースがアップ、貯蓄が当時の年収を超える |
| 2011年 | 590万円 | 家事、育児、仕事に追われて妻がパートに戻る |
| 2012年 | 706万円 | 夫の会社の経営が傾き、ボーナスが0円に(汗) |
| 2013年 | 802万円 | 長女が小学校に入学。夫と貯蓄会議をして気合いを入れ直す |
| 2015年 | 1467万円 | 妻が契約社員になり、年収がアップ。貯蓄スピードが加速 |
| 2017年 | 367万円 | 家族の条件に合う家に出合い、マイホームを購入!(土地代1200万円+建設費2650万円=3850万円)頭金1500万円を支払い、年400万円ずつの住宅ローン返済がスタート |
| 2018年 | 417万円 | 妻が社員登用試験に合格し、正社員雇用に! |
| 2022年 | 747万円 | 見事5年半で住宅ローンを完済! |
| 2024年 | 1509万円 | 総資産1509万円を達成! |
【家計&ライフプラン】夢を叶えるためのお金の割り振りと目標
【1ヵ月の家計表】
| 費目 | 金額 |
| 夫婦の合計月収 | 53万円(夫:23万円 / 妻:30万円 ) |
| 先取り貯蓄 | 20万円 |
| 住居費 | 0円(ローン完済) |
| 水道・光熱費/通信費 | 1万円/1万2000円 |
| 保険料 | 1万9500円 |
| 子ども費 | 4万円(小遣い7000円含む) |
| 食費/外食費 | 6万円/1万5000円 |
| 日用品費 | 1万円 |
| レジャー費 | 2万円 |
| 夫婦の小遣い | 夫:2万円/妻:1万円 |
| 予備費 | 11万3500円(長女の定期購入代や学校行事費、奮発する日の外食費など、イレギュラーな支出用) |
- 残金は残し貯めとして月貯蓄額にカウント
頭金1500万円で3850万円のマイホームを購入し、5年半で見事完済!
結婚当初から一戸建ての購入を目標に貯め、マイホームの頭金は1500万円を用意。住宅ローン2350万円は年400万円ずつ返済し、たった5年半で完済!
マイホーム購入後は貯蓄目標を教育費に全振り

高3の長女は、大学は水産学部を希望。「高2のときに、大学見学会の日程に合わせて家族旅行を計画。大学が遠方になっても対応できるよう、学費と1人暮らしの生活費用に1500万円貯めました」
教育費の次は夫婦の夢や老後資金のために貯める

自宅をリフォームして駄菓子屋さんを開くのが夫婦の夢!
今後の貯蓄目標は夫婦の老後資金。「2人ともお菓子好きなので、おそろいのエプロンで駄菓子屋さんを開きたくて。夢をかなえるために、これからも二人三脚で頑張っていきたい!」
【やりくりのくふう】やりくりパフォーマンスが最大化するベーシックな家計管理
結婚当初から続けている「手書き家計簿」で使途不明金を出さない

週末に1週間分を書く「週1家計簿」を継続。費目別から週ごとの管理に変えたら、今週いくら使ったかわかり、翌週の支出をコントロールしやすくなったそう。「何にいくら使っているか意識することが大事なので、家計簿はずっと続けています」
やっぱり「現金管理」はムダ使いを抑える最強の手段

旅行費用や日用品のまとめ買いなど大きな支払いはクレカで決済しますが、日々の管理が混乱するので普段は現金払い。「お金が減ったと実感できるのは、やっぱり現金で支払ったとき。使いすぎを防げる最強の手段です」
「いつものスーパーでいつもの食材」をまとめ買いすれば、食費はブレない

食材宅配を利用してみたものの、うまく使いこなせなかったという矢田さん。今は、週末に夫婦でいつものスーパーに自転車で行ってまとめ買い。「自転車のカゴに入る量を目安に買えば、いつも9000円で収まります」
食費+日用品費の月予算7万円は家族みんなで共有管理

月の食費と日用品費はポーチに入れ、決まった場所に保管します 。「夫や長女も必要な金額を取って買い物。一時的に自分で立て替えて後で精算するときは、レシートを入れて現金を取り出すのがルールです」
【お金使いのくふう】同じ1000円でも心を満たすお金の使い方を見極める
外食は家族コンペでお店を 決めれば、月1でも大満足

月1ペースの外食は、行きたいお店を各自がピックアップして多数決で決定。なんとなくの外食より、満足度が高まります。「長女が通学途中で見つけた話題のお店に行くのも、毎回楽しみ!」
家族で好きな物を買って楽しむ月1の「おうちで一杯会」は最高のレジャー

週末の昼間に家族でスーパーに出かけ、好きな物をカゴいっぱい買うのが月1回のお楽しみ。 「予算は4500円。新作のお菓子も、ちょっと高めの総菜も、1人1500円までならOK!」
心と体が健康になる趣味や習い事を見つける

趣味は登山
3カ月に1回のペースで、同僚と山へ。「シニアの方も多く、年を重ねても楽しめそう。足腰が鍛えられ、自然の中に身を置くことで心もリセットできます」

習い事は合気道
週1~2回、月4000円で受け放題の公民館の合気道教室へ。「筋肉は老後の資産。ダイエットにもなるし、いつまでも健康でいるために体を動かしています」
【殖やすくふう】夫婦二馬力で働き、さらにお金にも働いてもらう
長く安定して稼ぐため、正社員になる目標を立てて実現
長女が3歳のときにパートを開始。でも、パート時代に夫の収入が激減して不安だったことも。子どもに関わる仕事がしたいという夢もあ ったので、「せっかくなら長く働ける正社員になろう」と目標を立て、見事に実現しました
片づけを最小限にするため、半年に1回の断捨離®で物を増やさない

共働きだと家のことに時間をかけられないので、片づけも最小限にしたいところ。「大掃除を始める10月と年度末の3月に家の収納を総点検し、今必要な物と量を確認します」
動画で勉強&リスクを調べ、NISAとiDeCoもスタート

投資で損するのが怖いので、YouTubeなどでしっかり予習。「iDeCoは節税目的で元本割れしない定期預金を選択。NISAはオルカンを4万円分購入し、まずは様子見。長女の入学金を支払 ったら、投資額を増やす予定です」
荒波を乗り越えたからこそ光る、ブレない家族の「貯め力」
夫のボーナスゼロや収入減など、20年の間には何度も家計のピンチがあった矢田さん 。
それを救ったのが、夫婦での「貯蓄会議」や、目的別に全振りする圧倒的な集中力でした 。心地よい現金管理ルールを家族で共有し、駄菓子屋の夢を追う姿に、本当の豊かさを教わります 。
撮影/天野良子・有馬秀星・市原慶子・大森忠明・片岡祥・川上明子・キムアルム・桑名晴香・清永洋・髙杉純・林ひろし 構成・文/鹿島由紀子
※投資には元本保証がありません。損失やリスクも検討し、自己責任のうえで行ってください。
※掲載した名前、年齢、職業、住居形態、家計などは、22年1月号~ 25年9月号の『サンキュ!』誌面に掲載された当時の情報をもとに転載、再編集しています。内容は取材当時の情報であり、現在とは変わっていることがあります。
※本人の希望により仮名を使用している場合があります。
※Money Dataの月収、年収は就労所得のみとしています。月収、年収は手取り額、ボーナスは年間の手取り額で記載しています。手取り額とは、総支給額から所得税、住民税、社会保険料などの控除分を差し引いた額です。 貯蓄には投資商品やその利益を含む場合があります。
※株主優待や配当は内容や有無が変わる場合があります。株主優待の内容は、原則として最低単元数、最低保有期間でもらえるものを記載しています。
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