1歳児には思いきり意欲を満たす経験が必要です

1歳過ぎ頃の子どもは、何でも手に取ったり、口に入れたりなど、まわりの世界に意欲いっぱいに働きかけます。これは、自分が生きていく世の中のルールや仕組みを知ろうとしている姿です。
- おうちのかたとの信頼関係が将来の「がまん力」の土台に
今はがまんをさせず、子どもの行動を肯定し欲求を満たすことで、おうちのかたへの信頼を育む時期です。がまんをしいると、子どもは「否定された」と感じ、信頼関係がうまく築けないことも。言葉で理解できるようになる3歳頃までは、危険な場面以外は欲求を満たせるようにしましょう。信頼関係を強めて、積極的に行動した子どもは、「何でもできる」という自信を身につけます。その結果「がまんだってできる」と思えるようになるのです。ただし「がまんさせない=好きにさせる」ではありません。
おうちのかたが今日からできる3つのこと
将来「自発的ながまん」ができる子を目指して。
「がまんさせない=好きにさせる、放っておく」ということではないとはいえ、実際はどうしたらいいのでしょう?ここでは、毎日の生活に生かせる心構えと行動の3つのポイントをご紹介します。
- 1 環境づくり
【子どもが思う存分活動できる環境をつくる】
危険なことやしてほしくないことを子どもにされないように、できるだけ子どもがそうしたくならない、できない環境をつくりましょう。最初は大変でも、結果的に禁止する回数が減り、おうちのかたの負担も軽くなるはずです。

汚されたくないものは、子どもの手の届かない所にしまいましょう。
●さわってほしくないものは子どもの目から隠したり、遠ざけたりしましょう。上れる台になるようなものは隠すのが得策です。
- 2 見守る
【子どもの活動を見守る】
おうちのかたが知らん顔では、「見て(聞いて)ほしい」の気持ちを失います。「ちゃんと見ているよ」と子どもに伝えることも大事です。

反応がほしそうな顔をしていたら、「きれいだね」「いっぱい出したね」など、共感の言葉かけを。
●「ダメ!」と言う前に、危険かどうかまず考えます。危険がないと判断したら、深呼吸して行動を見守りましょう。
- 3 手本を見せる
【「がまん」の手本を見せる】
がまんする姿を進んで見せましょう。子どもはおうちのかたの姿をきちんと見ていて、理屈ではなく、体で感じ取っていきます。

「りんご食べたいね。でも、もうすぐごはんだからがまんするね」などと、言葉にして伝えましょう。
●「あの子は自分が使いたいけれど、おもちゃを貸してあげたね」など、ほかの子ががまんしているようすを伝えましょう。
※取材時の情報です。
参照:〈こどもちゃれんじ〉