全国に広がる「助け合い」のサイン、ヘルプマークを知っていますか?

全国に広がる「助け合い」のサイン、ヘルプマークを知っていますか?

「ヘルプマーク」はどんな人がつけているのか、見かけたらどうすればよいのか、わからない人も多いと思います。そこで、ヘルプマークの普及に携わる人に話を聞きました。

2012年、東京都で生まれた「ヘルプマーク」は日本全国にじわじわと広がり、現在は35道府県の自治体でも配布されるようになりました。しかし、実際にどんな人がこのマークをつけているのか、見かけたらどうすればよいのか、わからない人も多いと思います。そこで、ヘルプマークの普及に携わる人に話を聞きました。

<教えてくれた人>
島倉晋弥さん(東京都福祉保健局共生社会推進担当課長)

ヘルプマークは「助け合い」のサイン

ヘルプマークの+とハートは、「温かい気持ちをたしていく」という意味。どんな病気や困難を抱えているのかはあえて表示せず、「困難があります」と周囲に知らせることで配慮や助けが得やすくなるように、との思いが込められています。
「2017年にヘルプマークがJIS化されたことで多様な活用ができるようになり、全国にじわじわと広がっています」(島倉さん)。

例えば、こんな人がつけています

  • けがの後遺症がある人

一見しただけでは、後遺症がわからないことが多い。機能障がいが残ると長期的なリハビリが必要になり、公共交通機関での移動を余儀なくされる人も。大気圧や気温の変化によって体調が悪化する人も多数。

  • 重い病気の人

難病の人、抗がん剤治療中の人、糖尿病の人、体にカテーテルを入れている人、心臓ペースメーカーを入れている人など。定期的な通院やリハビリが欠かせず、公共交通機関を利用するときの苦労も多い。

  • 耳が聞こえにくい人

外見では分からず、周囲にはわからないので、コミュニケーションが取りづらい。公共交通機関で事故を知らせる緊急放送が流れても気づきにくい。

  • 精神疾患のある人

統合失調症やうつ病、パニック障がい、認知症、PTSD(心的外傷後ストレス障がい)など多岐にわたる。疲れやすい、不安が強いなど症状はさまざま。

  • 発達障がいがある人

落ち着きがない、動きが独特、人前でも”普通とは違う”言動を取るなど、「変な人」や「しつけがなっていない子ども」扱いされがちな特性がある。

ヘルプマークは、東京都内の都営地下鉄各駅の駅務室や都営バスの各営業所などで配布されています(配布しない駅もあります)。詳細は東京都のホームページを見てください。東京都以外については、自治体ホームページや問い合わせ窓口でご確認ください。

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