災害時にいたわりたい部分は?

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災害時に薬膳の視点で意識したいのは、「補氣」「めぐり」「リフレッシュ」の3つです。
補氣とは、食事から体を動かすエネルギーを補うこと。
薬膳では、胃腸が食べ物から「氣」をつくると考えます。食欲がないときでも食べやすい炭水化物と、体の材料になるたんぱく質を備えておきましょう。
また、避難生活では同じ姿勢が続き、緊張で体もこわばりがちです。
水分を取る、可能な範囲で体を動かす、香りや味で気持ちを切り替えることが、めぐりとリフレッシュを助けます。
薬膳的におすすめな備蓄食

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サバ・イワシなどの青魚缶
青魚缶は、たんぱく質と脂質を同時に取れる心強い備蓄食です。薬膳でも、魚は消耗した「氣」や「血」を養い、体の土台を支える食材として使われます。
水煮、みそ煮、しょうゆ煮など、普段から食べ慣れた味を選びましょう。プルトップ式で、冷蔵保存できない状況でも一度で食べ切れる小さめサイズが便利です。
梨・みかん・桃などのフルーツ缶やパウチ
食欲が落ちているときは、甘味や酸味のある果物なら口にしやすいことがあります。
薬膳では、梨は体の潤いを補い、みかんの香りは滞った「氣」のめぐりを助けると考えます。糖分が気になる人は、甘さ控えめの商品や小分けタイプを選びましょう。
常温で食べられるレトルトのおかゆやスープ
体調が悪いときは、硬い物や脂っこい物より、おかゆややわらかいスープの方が食べやすいことがあります。
白がゆだけでなく、卵や鶏肉、豆、野菜などが入った商品も組み合わせると、補氣につながります。「温めなくても食べられるか」を表示で確認しておくことも大切です。
香りを楽しめるペットボトル飲料
ジャスミン茶やほうじ茶、柑橘系の香りがする無糖飲料など、好きな香りの飲み物も少量備えておきましょう。
香りは、薬膳では滞った「氣」を動かし、気分転換を助けるものとして活用します。
ただし、水分補給の基本は水です。カフェイン入り飲料だけにならないよう、飲料水とは別に「心をほぐすための1本」として準備してください。
非常時だからこそ心もいたわる備蓄

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災害時の備蓄食は、栄養価が高いだけでは十分ではありません。「体調が悪くても食べられる」「道具や加熱なしで開けられる」「一度で食べ切れる」という視点も必要です。
青魚缶、フルーツ缶、レトルトのおかゆ、香りのよい飲み物を普段の食事にも取り入れ、食べた分だけ買い足すローリングストックにすると、期限切れや食べ慣れない失敗を防げます。
非常時だからこそ、体だけでなく心もいたわる備蓄を用意しておきましょう。
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