「介護事務」の仕事に資格は必要?おすすめの資格と取得方法、給与を解説

「介護事務」の仕事に資格は必要?おすすめの資格と取得方法、給与を解説

超高齢社会になり、介護サービスを利用する人や介護関連の事業は年々増えています。そんななか、注目されているのが「介護事務」の仕事。主に、老人ホームなどの介護関連施設に勤めて、受付業務や介護報酬請求業務(レセプト作成)を行います。年齢にかかわらず長く働けるので、30〜40代女性にもおすすめ! 必要な資格やスキルなど、気になることを調べてみました。

介護事務の仕事とは?

介護事務とは、介護サービス施設で必要な事務作業を専門に行う仕事のこと。介護の現場では、介護福祉士やケアマネージャーなどさまざまな職業の人が働いています。彼らが現場の仕事に専念できるよう、最近では施設ごとに事務の専任者が置かれるケースが増えてきました。

介護事務の仕事は、必ずしも資格がないと働けないわけではありませんが、介護保険の知識や介護報酬の算定といった専門的な知識・スキルと、一定のパソコンスキルは必要です。専門知識を身につけるためにも、資格は取っておいたほうがいいでしょう。もちろん就職・転職にも断然有利になりますよ!

介護事務の資格には種類がある!

介護事務の資格にはいくつか種類があります。民間の団体がそれぞれに、介護事務に必要な知識やスキルを学べる講座を主催しているので、まずは講座内容や受講方法などをチェックしてみましょう。ここでは、介護事務の資格のなかでも代表的なものを4つご紹介します。

介護事務管理士(R)

介護関連サービスの事業所で費用の請求書を作成したり、ケアマネージャーのサポート業務を行ううえで必要な知識・スキルを身につけることができます。資格試験を主催する技能認定振興協会(JSMA)は、介護事務管理士(R)のほかにも、医療事務や調剤事務といったさまざまな医療・介護関連の資格を発行している団体。業界での認知度も高く、信頼できる資格として評価されているようです。

受験資格は特にないので、独学で試験を受けることも可能。また、協会指定の通信講座を受講した場合は、自宅でも受験ができます。

  • ・技能認定振興協会
  • ケアクラーク(R)

    ケアクラーク(R)は、日本医療教育財団が実施する資格試験です。介護事務に必要な知識・スキル、さらにはコミュニケーション、高齢者・障害者の心理、医学一般の知識など、介護現場や医療に関する幅広い知識が問われます。こちらも受験資格はないため、誰でもチャレンジすることが可能。多くの受験者は、通信講座または専門学校に通って勉強をするようです。

    介護事務管理士(R)のような在宅受験のシステムはないので、必ず試験会場で受験しなくてはなりません。

  • ・日本医療教育財団
  • 介護事務実務士

    介護事務実務士(R)の資格は、医療福祉情報実務能力協会(MEDIN)が認定するもので、受験資格は特にありません。受験日に在宅で受験をして合格するか、協会指定の通信講座を修了することで、資格がもらえる仕組み。

    通信講座では、介護保険制度や介護報酬の知識はもちろん、介護報酬請求事務ソフトの操作方法など、実務ですぐに役立つスキルを身につけることができます。

  • ・NPO法人 医療福祉情報実務能力協会
  • 介護報酬請求事務技能検定試験

    日本医療事務協会が主催する資格試験で、合格すると介護報酬請求の事務で求められる知識・スキルを習得したことの証明になります。協会が開講している「介護事務講座」を修了し、試験に合格すると資格が取得できるシステム。講座は通学コースと通信コースから選べ、どちらも3日間の日程で学べる内容が組まれているので、短期間で効率よく知識を身につけたい人にはおすすめです。

  • ・日本医療事務協会
  • 取得方法の一例:「介護事務管理士」の場合

    介護保険の仕組みや、介護報酬請求に関しては、どの資格であっても身につく知識・スキルにそれほど大きな違いはありません。「では、一体どの資格を取ればいいの?」と悩んでしまいますが、全国的に知名度が高いといわれているのは「介護事務管理士(R)」。通信講座で学べて、自宅で受験できるという点からも人気が高い資格です。

    【介護実務管理士(R)技能認定試験】
    ・受験資格・・・・・・不問
    ・ 試験日・・・・・・年6回(奇数月の第4土曜日)
    ・ 試験方法・・・・・・学科(マークシート)、実技(レセプト作成3枚、レセプト点検1枚)
    ・ 受験料・・・・・・6500円

  • ・主催している団体・・・・・・技能認定振興協会
  • 介護事務の資格を生かせる場所は?

    介護事務の仕事をするためには、基本的に介護サービスを行う事業所に勤務する必要があります。具体的には、特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、グループホーム、訪問介護ステーション、障害者施設など。最近では介護サービスも多様化しているので、まずは身近にどんな働き口があるか、調べてみることをおすすめします。

    主な仕事は介護報酬請求業務ですが、そのほかにも事業所内の受付や電話対応、ケアマネージャーのサポート業務など、勤務先によって仕事の内容はさまざま。また、雇用形態も、正社員から派遣社員、パート・アルバイトまで色いろな形があり、ライフスタイルに合わせて働くことができます。

    介護事務の収入はどれくらい?

    正社員として働く場合、介護事務の平均月給は約18万円といわれています。もちろん、本人のスキルや経験年数によっても差があるので、努力しだいではもっと高い収入を得られる可能性も。介護業界では一般的に、介護福祉士やケアマネージャーのように、利用者と直接かかわる仕事のほうが収入面では高い傾向にあるようです。

    まとめ

    介護事務の仕事は、これからますますニーズが高まると予想されます。資格を持っていると就職に有利になるだけでなく、実際に仕事をするうえで必要なことが理解しやすく、作業もスムーズになるはず。介護保険の知識など、実生活で役立つこともたくさんあるので、興味がある人はぜひチャレンジしてみてくださいね。

    文/有馬未央(KIRA KIRA)
    構成:サンキュ!編集部

    ※記事の内容は2018年9月時点のものです
    ※記事内でご紹介しているリンク先は、削除される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
    ※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

    参考サイト

  • ■技能認定振興協会
  • ■日本医療教育財団
  • ■NPO法人 医療福祉情報実務能力協会
  • ■日本医療事務協会
  • ■技能認定振興協会
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