「買っただけで安心」は危険!リュックを開けて愕然とした我が家の防災見直し術

「買っただけで安心」は危険!リュックを開けて愕然とした我が家の防災見直し術

ご自宅の防災用品は、いざというときに「本当に使える状態」でしょうか?

夫と小学生の子どもと暮らす我が家では、防災用品を本格的に見直すことにしました。

きっかけは、防災の日。ふと思い立って防災リュックを確認したところ、唖然としました。「このままでは使えない……」それが率直な感想でした。

備えているつもりでも、必要なときに使えなければ意味がない。そのことを痛感したのです。

防災用品は、ただそろえるだけでは十分とはいえません。普段の暮らしに取り入れながら、いざというときに使える状態を保つことも大切です。

今回は、我が家の失敗経験を踏まえ、暮らしに合わせて実践している防災の工夫をご紹介します。

「備えたつもり」になっていた私の失敗

防災リュック

防災リュックを買って安心していた

我が家がまず準備しようと思い、購入したアイテムは防災リュックでした。「防災士認定」と書かれており、多機能で必要なアイテムが一式入ったセットを選びました。

ひと通りそろっているから、これでとりあえずは安心。「足りないものは、後々準備していけばいいかな……」そんなふうに考え、そのまま数年が経過していました。

その後、地震や災害のニュースに触れる中で、ふと「我が家の備えは、このままで大丈夫なのだろうか?」と気になり、防災リュックの中身を確認することにしました。

ところが、何が入っているのかさえ、きちんと把握できていなかったことに気づきました。

さらに、リュックに入っている食料だけでは十分とはいえず、別に備えていた水も、我が家に必要な量には足りないことが分かったのです。

中には電池が必要なものや、賞味期限が切れているものもあり、いざというときにすぐ使える状態とはいえませんでした。

備蓄量と保管方法を見直すことに

防災リュックの中身を確認したことで、備蓄量だけでなく、保管方法にも見直す余地があると気づきました。

防災用の水は、普段飲む水とは分けて保管し、「防災用だから、普段は使わずに取っておこう」と、部屋の奥にしまい込んでいたのです。

普段使わないものは目につきにくい場所へ収納する。そんな習慣が、防災用品にも当てはまっていました。

そこで現在は、水をキッチンや吊り戸棚、リビング、寝室など、複数の場所に分散して収納しています。

限られたスペースを活用しながら備蓄量を確保し、一部の部屋が使えなくなった場合にも、別の場所から取り出せるようにするためです。

また、分散して保管する水は、スマートフォンのメモやカレンダー機能を使って賞味期限を管理しています。

そして、家族も必要なときに取り出せるよう、備蓄場所を共有し、普段から備えについて話し合うことも意識しています。

「しまい込む」から「暮らしに取り入れる」へ

リビングと防災収納

必要な備えを見直す中で、まずはリビングの収納棚を整理し、防災用品を置く場所を確保しました。

我が家では、重いものも収納できるよう、収納棚の下段を活用しています。

特に意識したのは、防災用品をしまい込まず、必要なときに取り出しやすくすることです。また、棚の中にはあえて余白を残しました。

今は空けているこのスペースも、子どもの成長に合わせて必要な備えを追加したり、一時的にリビングで使いたいものを置く場所として活用しています。

収納を整えるときは、今の使いやすさだけでなく、これからの暮らしの変化にも対応できることを大切にしています。

子ども部屋と防災トイレ

もうひとつ意識しているのが、普段の暮らしにも取り入れられる防災用品を選ぶことです。

我が家には、初めて使うものに不安を感じやすい小学生の子どもがいます。

だからこそ、いざというときに初めて目にするのではなく、普段から防災トイレの存在を知っておいてほしいと思いました。

防災用品を備えるだけでなく、子どもの心の準備もしておこうと考えたのです。そこで意識したのが、普段から目に入る場所に置けるアイテムを選ぶことでした。

また、住まいの心地よさも大切にしたいので、家の中に自然となじむアイテムを選ぶことも意識しています。

【実例1】日常でも使える「防災トイレ」

フタを開いた防災トイレ

普段使うものに、防災の役割を持たせること。そんな考えから選んだのが、「防災トイレ」です。

あえて子ども部屋に置くことで、日常的に子どもの目に触れるようにしています。また、普段はスツールとして使えるため、本を読むときの腰掛けにもなります。

スツールの中には、いざというときに使う凝固剤や袋などもまとめて収納しています。普段使いしながら、必要なアイテムを一か所にまとめておけるようにしました。

子ども部屋に馴染む色や素材、デザインを選んだことで、見た目にも満足できるアイテムになりました。

本来の用途に加えて、自分なりの価値を見いだすことで、アイテムへの愛着も湧きます。普段から目にし、親しみを持てることが、いざというときの安心感にもつながると感じています。

【実例2】限られたスペースを活用できる「防災+収納」

水タンク

我が家はマンション住まい。お世辞にも広いとはいえず、収納スペースも限られています。そこで、防災用品に「収納」の役割も持たせることを意識しました。

選んだのは、水タンクです。省スペースで収納できる折りたたみ式も検討しましたが、破れにくさや洗いやすさを重視し、使い勝手のよいタイプを選びました。

また、口が広く、手を入れやすいことも選んだ理由のひとつです。この間口の広さを活かし、普段は衛生用品の収納に活用しています。

リビングの収納棚の下段には、収納BOXを置き、水や食料を収納しています。その上に水タンクを置き、細々とした衛生用品をまとめました。

このように収納場所を分けることで、食料はBOX、衛生用品は水タンクと役割が明確になり、管理もしやすくなりました。

そして、縦置きで角度を変えたり、横置きでスタッキングもできるので、収納棚のスペースに合わせて置き方を調整できる点もお気に入りです。

防災用品を選ぶ際に、収納としても使えるものを取り入れる。我が家では、この工夫によって、限られたスペースを有効活用しています。

我が家に合う「防災」を考えてみよう

防災用品は、準備しておくだけでなく、いざというときに使える状態にしておくことが大切です。

家族構成や住まい、収納スペースに合わせて選び方や使い方を工夫することで、無理なく管理でき、いざというときに使える備えにつながります。

また、災害時に家族みんなが必要なものを使えるよう、収納場所などの情報を共有しておくことも大切です。

普段から家族で備えについて話し合うことが、防災を自分ごととして考えるきっかけにもなると感じています。

我が家に合う「防災」について、今一度考えてみませんか?この記事が、ご自身の備えを見直すきっかけになれば幸いです。

※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※記事によっては、生成AI(Adobe Firefly、Geminiなど)によって制作された画像が含まれる場合があります。

■執筆/miho_living…サンキュ!STYLEライター。家づくりをもっと気軽に、もっと自分らしく!をモットーに提案するルームスタイリスト・整理収納アドバイザー。「好きがあるから暮らしは楽しい」をテーマに日々投稿中。インスタグラムは@miho__living。

編集/サンキュ!編集部

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