たった15分の片づけが、人生を変えることもある??大袈裟じゃない本当のところ

たった15分の片づけが、人生を変えることもある??大袈裟じゃない本当のところ

「お金を貯めたい」「家を片づけたい」……。万人の悩みには万人向けの教科書的な答えがありますが、人の数だけ答えが欲しいのも真実。ここでは、たった一人の悩みのために先生に立ち上がってもらいました。

夫や義母から「部屋が汚い」と責められ、自分でもものを捨てられない性格に悩んでいたあかねさん。整理収納アドバイザー・中山真由美さんに「自分の大事なものは捨てなくていい」「完璧を目指さず、短時間でいいから毎日片づけよう」と助言され、さっそく翌日から取り組んでみたそう。1カ月後、片づけだけにとどまらない変化があったそうで…。

夫にあれこれ言われても「私は私」と思って、自分のペースで片づけることを貫いています

編集部:あかねさんこんにちは!1カ月ぶりですね。片づけは続けていらっしゃいますか?

あかねさん(以下、あかね):はい、ほぼ毎日15分間取り組んで、多い日には10個くらい捨てられるようになりました。

中山さん(以下、中山):頑張っていらっしゃってうれしいです。

編集部:最初はどこから片づけましたか?

あかね:自分の服から始めていろいろ捨てて、しんどくなったので、気分転換に子ども服を整理しました。子ども服のほうがいる・いらないが分かりやすかったです。三女の肌着もシミがついたものは処分。4人目の予定はないから(笑)。

編集部:ご主人から、何か反応はありました?

あかね:片づけ始めて1週間後に「結局片づいてないやん!」と言われたんですが、そのときたままた中山先生が某テレビ番組に出ていて。「この先生に『私は私のペースで片づければいい』って教えてもらって、頑張っているんや。前と変わらないように見えるかもしれないけど私のペースでやらせて」と話して、納得してもらいました。

中山:うんうん。

あかね:その後も夫にごちゃごちゃ言われても変に落ち込まず、「私は私」「外野は黙っといて」みたいな感じで、私のペースで片づけることを貫いています。そうしたら昨日は「だいぶものが減って片づいてきているやん」と言ってくれたんです。

中山:素晴らしーい!(拍手)

あかね:よし!って心の中でガッツポーズ(笑)。それと買い物のしかたも変わりました。

編集部:どう変わったんですか?

あかね:お店で服を手に取っても「あれ?これと似たような服、なかったっけ」と気づいて、スッと棚に戻せたり。

中山:手持ちの服が把握できてきたんだ。すごいですね~、頑張ったぁ!

あかね:先生のおかげです。実は最近、自転車で転んでケガしたり困ったこともあったけど、めげずに少しずつ続けています。気持ちも含めて全体的にいい方向に向かっていると思います。

「新しく来るものを迎えるため、役目を終えたものに感謝して、卒業させてあげよう」と思えるようになりました

あかね:迷って保留にしたものも数日後には捨てる気になったり、自分の中で基準ができてきた感じがします。

編集部:どんなふうに?

あかね:以前はマタニティの服やグッズを手に取ると思い出がよみがえって、捨てたいのに吹っ切れなかったんです。でも今は「新しく来るものを迎えるためには、この子にありがとうございましたと言って卒業させてあげなきゃ」と思えるようになりました。

中山:基準が明確になったことは、もう本当にすごい!私は「1年着なかった服は手放す」などの具体的なアドバイスはできます。でもね、結局ご自身が腑に落ちないと、本当の意味で基準にならないんです。

編集部:なるほど。

中山:あかねさんは自分で自分の基準に気づけたから、それが自信になって、周りに何を言われても「私は私だから」と行動できるようになったんでしょう。

あかね:そうかもしれません。

中山:本当にすごい。整理収納のテキスト通りに進んでいます(笑)。

片づけをきっかけに暮らしをデトックスして、部屋の空気感が変わりましたね

中山:この1カ月、ケガをしたり大変だったと思うけど、いろんな面でデトックスされているんだなと感じます。目に見えないものがどんどん外に排出されて。それに部屋の空気感が変わった気がする。前回のオンライン相談では、あかねさんは窓を背にしていましたよね。

あかね:はい、窓側でした。

中山:今日は扉とか室内が映っていますね。

あかね:今日はこっちを映しても大丈夫かなと思って。

中山:片づけが苦手な人って室内を映さないんです。自信がないから。

編集部:へえ~!

あかね:そうなんですか!

中山:室内を背景にできるのは自信の表れなの。あかねさんもすごくキラキラしていて、劇的な変化に鳥肌が立つくらい感動しています。

あかね:私もここまで頑張って片づけたのは人生初です。雑誌を見てやっていた時は心が折れちゃって。でも中山先生と話してポジティブになって、片づけが楽しくなりました。

編集部:中山さんはたくさんのお家を片づけてこられましたが、あかねさんのような変化はよくあることなんですか?

中山:前回のカウンセリングで、あかねさんの好きなもの、推しグッズは捨てなくていいんだよ、と受け入れたじゃないですか。あかねさんご自身にも片づけにまつわる悩みをいろいろ吐き出してもらいました。それで心が落ち着いて、腰を据えて取り組めたんだと思いますね。

編集部:なるほど。

中山:片づけ始める前に気持ちを聞くというのは、実はとても効果的で。そんなふうに話ができた方は、いいペースで片づけが進んでいきますね。

ものを捨て始めたら、なぜか推しへの執着が薄れてきました

編集部:前回、好きなアイドルの推しスペースを作ろうというアドバイスもありましたが…。
あかね:まだそこまでたどり着いてないです。

中山:ゴールはそこ!っていう気持ちで、このまま進んでいただけたらと思います。でももしかしたら、途中で気持ちが変わってくるかもしれないね。

あかね:そうなんです!ものを捨て出したら、推しのウエイトが軽くなったというか、執着がなくなってきたというか。

中山:そうなんです、予言じゃないですが、そうなるんですよ~(笑)。

編集部:どういうことですか?

中山:自分に自信がないと他人に執着して「素敵だな」「こうなりたい」と思っちゃうのが人間の心理なんですね。でもあかねさん、今は自信がついてきたじゃないですか。

編集部:はい、笑顔もピカピカです!

中山:するとものや人に依存しなくってくるんです。「自分にとって本当に必要なものは何だろう」と考えるようになり、ものを買わないと落ち着かない気持ちも消えて、最終的には自分が欲しいものやなりたいものが一直線でわかるようになって「それにお金を使おう」となるんです。

編集部:へえ~すごい!

中山:ものが整理されると、頭の中も整理されていくんですね。

リバウンドしても、1日1個でいいから捨て続けて、乗り越えて!

中山:だけど、片づけもダイエットと同じで、リバウンドするんですよ。

あかね:わかる気が~(笑)。

中山:リバウンドはみんなするから「大丈夫。自分だけじゃない」と思って乗り越えてね。すると次のステップに行けるから。リバウンド中に『サンキュ!』を見て復習するのもおすすめよ。

編集部:片づけに飽きたり疲れたりしたときも、休まないほうがいいですか?

中山:できれば5分でもいいから続けて、1日1~2個でも捨てられるといいですね。意識だけでも保てると違うから。

編集部:いったん離れると、どうしても再開するがおっくうになりますもんね。

中山:そうなの。辛いなあと思ったら「私だけ片づけていてイライラする。ダンナもやればいいのに」とか、独り言で気持ちを吐き出してリセットするといいですよ。「中山先生は毎日やれっていうけどさぁ」とか(笑)。

あかね:私、結婚後は子育てが大変だったり思い通りにいかないことが多くて、口数が減っていたんです。でも片づけが軌道に乗り出したら、普段の会話も明るくなったみたいで。夫に「最近楽しそうやな。ママが楽しそうに話すとうれしい」って言われました。

編集部:なんと、夫婦の会話にもそんな素敵な変化が!来月も再来月もあかねさんの報告を聞きたいです。

中山:ほんとね。お家に行って一緒に片づけた~い!

あかね:ありがとうございます。これからも私のペースで続けていきます!

イラスト/髙栁浩太郎 取材・文/神坐陽子 企画/サンキュ!コメつぶ編集部

■執筆/整理収納アドバイザー 中山真由美…整理収納アドバイザー。自身が汚部屋出身だからこその「片づけ下手さん」に優しく寄り添うアドバイスが人気。個人宅や法人の整理収納サービスのほか、講師、監修など幅広く活躍。雑誌やテレビなどにも多数出演。

編集/サンキュ!編集部

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