1・2歳の「考える力」はどうやって育つ?
良質な実体験が多いほど考える力が育つ。

子どもは見知らぬものに出合ったとき、それまでの体験に照らし合わせて、それがどういう性質のものかを推測します。体験が多ければ多いほど、仮説はしっかりとしたものになり、ものへの興味も深まります。
子どもは生後10カ月頃から体験の記憶が蓄積されると言われています。ですから1・2歳でも、楽しく遊びながら豊かな体験を繰り返すことで、想像して仮説を立てる力(=考える力)がどんどん育っていくのです。
- 見知らぬものに出合う
「何だろう?」

自分の体験の中から似ているものを探し出し、仮説を立てる=考える力。
- ウニを見たときの子どもの仮説の例
参考:ヘッブ,1975(内田伸子著『子どもの見ている世界 誕生から6歳までの「子育て・親育ち」』(春秋社)より)

●針みたい!
「さわると痛いのよ」
「さわると痛そうだな」
針とはこういうものという体験
●ボールみたい!
「蹴ったら転がるかな?」
ボールとはこういうものという体験
「さわると痛そうだから、棒で転がしてみよう」
1・2歳は手を使う遊びで「考える力」を育む
手を使って試行錯誤する遊びが最適。

体験の中でも「手を使って遊ぶ」ことは、考える力を育むうえでとても効果的です。
人は「楽しい!」と感じると、知識を蓄える脳の扁桃体が刺激され、記憶をつかさどる海馬の働きが活性化します。子どもが楽しく遊んだり、真剣に試行錯誤したりしているときは、快を感じ、知識が吸収されているのです。
また、手指でさわったものを「角があるぞ」などと脳に伝えたり、脳が手指に指示を出したりするうちに、脳の回路が太くなり、学習効果のアップにもつながります。

1 楽しい!と感じることが大切!
2 手指を使うことが大切!

●海馬
体験したことを知識として蓄える
●扁桃体
快・不快の感情が呼び起こされる
※取材時の情報です。
参照:〈こどもちゃれんじ〉