対応に迷うのはどんなとき?

- シーン1 おもちゃの取り合いで自分の子を叱ってばかりに…
見守りたいと思いつつも、相手の親の手前、すぐにやめさせなくてはいけないような気になって、いつも自分の子を叱ってばかりになってしまいます。(神奈川県 なおりんご)
- シーン2 乱暴されたとき相手の子に注意すべき?
月齢の高い子にたたかれたり、ボールをぶつけられたりします。その子に注意したいのですが、相手の親が無関心な場合、遠慮してしまい、なかなか注意できません。(東京都 こたこたお)
- シーン3 思い通りにならないとかみつく
おもちゃの取り合いのとき、相手の子にかみつきます。相手が泣いてもきょとんとしています。(埼玉県 ゆうとも)
- シーン4 乱暴なことをされても何もできなくて大泣きしてしまう

乱暴なことをされても、一切やり返せずに毎回大泣き。大きくなったとき、いやなことを「イヤッ!」と言えないのではないかと心配です。(神奈川県 すーりん)
- 過半数のおうちのかたがわが子の乱暴な行動で困っていました
ほかの子をたたく・押し倒す・引っかく・髪の毛を引っ張る・かみつくなどの行動をして困ったことはありますか?
ある・ときどきある 61.1%
あまりない 29.4%
ない 9.5%
※ウィメンズパークアンケートより
困ったときの3つの対応法
1歳代はまだまだ自分のことしか見えない時期。でもおうちのかたの働きかけで少しずつ社会性が育ちます。
- 1 子どもの発達を知る
発達に合わせて世の中のルールを教えていきましょう。

この時期の子どもは、自分の気持ちは言葉にしなくても相手に通じると思っています。「ぼく(私)がほしいんだからわかるでしょ」とばかりに、おもちゃを取り上げたり、貸してくれなければたたいたり。乱暴に見える行動の理由は、まだやってはいけないことがわからないからです。
1歳代の今は、まさに世の中のルールを教え始めるのに適した時期です。
親子でふれあいながらいつも一緒に過ごし、だっこされて世の中を見ている時期。まだ自分では何もできないので、全ておうちのかたにやってもらい守られています。
親子で一緒の体験をする中で、子どものやりたい気持ちや、興味を伸ばす時期。すべり台のすべり方を教えるように、おうちのかたが手も口も出しながら世の中のルールや、やっていいこと、よくないことを教えていく時期でもあります。
親子で一緒の体験をするけれど、ぶらんこに隣り合わせで座るように、目はかけつつ手や口は出さずに見守る時期。子どもと同じように感動したり、上手にできない気持ちを受け止めたりしていきます。
子どもが集団保育に入り、おうちのかたのそばを離れて外の世界へ出ていく時期。ただし、不安になって「お母さん、あのね」と助けを求めてきたら、いつでも聞いてアドバイスできるようにしましょう。
※参考資料:『21世紀の親子支援』中野由美子・土谷みち子編著(ブレーン出版)
- 2 ほかの親子と関わる
コミュニケーションの輪を広げていきましょう。

親子ともに初めての経験なので、自分の子がほかの子のおもちゃを取ったり、逆に取られたりすると、おうちのかたがとまどうのは当たり前です。この時期は、親子だけの関係からほかの親子を含めた関係に、コミュニケーションの輪を広げていく初めの一歩の時期。トラブルを恐れて引きこもらずに、いろいろな親子と関わる経験が大切です。
- 3 具体的な言葉で伝える
その場その場で丁寧に伝えることを繰り返しましょう。

これからは、おうちのかたの言うことを少しずつ理解できるようになってくる時期。ですから、言ってもわからないと思わずに、「貸してって言ってごらん」「いやだって言ってごらん」など、具体的な言葉を教えましょう。すぐにできるようにはなりませんが、一つひとつの場面で丁寧な対応を積み重ねていくと、だんだん変わっていきます。そして、手を出さずに口で言えたときには、たくさんほめましょう。

ステップ1
「たたいたらダメよ。貸してって言ってごらん」など、してはいけないことと、ほしいときの言い方を具体的な言葉で伝える。
ステップ2
再び手を出しそうになったら「あ!」などと叫んで、してはいけないことだと子どもに気づかせる。
ステップ3
自分で気づいて、たたかなかったら、ほめる。
※取材時の情報です。
参照:〈こどもちゃれんじ〉